6巡目の記録

6巡目の記録 6巡目

概要

愛媛県の主要観光地「道後温泉」からの順打ち(四国を時計回り)
四国別格20霊場のみの区切り遍路(車中泊、手押し車野宿(宿泊まりを含む))
【期間】令和3(2021)年10月 ~ 翌年5月

6巡目の遍路方針はこれまでと同様、走りながら元気に楽しくお遍路することに変わりません。
また、頭で考えた計画にとらわれるのではなく、導かれるままに身を委ねるお遍路とします。焦ると自分を見失うこととなり、導かれるままも感じられなくなるため、気持ちが先へ急がないようにします。そして、走ることで得られる時間の余裕を有意義に使います。
なお車中泊の場合、毎日のスタート・ゴール間のクルマ回送が必要となり一日の行動時間が短くなるなどの不効率さがありますので、2巡目で行っていた、野宿道具を含む荷物を積み込む「手押し車遍路」を復活させます(必要に応じて宿泊まりも入れます)。「野宿の不快適さ(疲労回復が難しい)や場所探しの困難さ」や「宿泊まりの宿手配の煩わしさやチェックイン・アウトの時間拘束」のデメリットもありますので、今後の検討に生かしていきます。多くの荷物を背負っては走れなくなりますので、走るためにはいろんな対応が必要となります。

● 6巡目は訳があって四国別格20霊場のみを巡ります。その訳とは、ある別格霊場のご住職から「別格20霊場だけを回ったらいいのです。別格なのだから…」と言われ、他の訳とも関連して真(ま)に受けようと思ったためです。他の訳とは、前回5巡目のときに二人の別格20霊場だけを歩き遍路している方に出会ったからです。しかも、うち一人は逆打ちです。これには驚きました!別格霊場だけを巡るルートに逆打ちの困難性は元から無いとは思いますが、別格霊場巡りに対して逆打ちするという意外な発想が何とも「おもしろい!!」です。私としては、別格20霊場だと高知県は1霊場しかなく、あまりに間が空いてしまうことと、室戸岬方面と足摺岬方面に霊場が無いことから、四国“遍(あまね)く”の四国遍路とは言い難いと感じていました。でも、そこのところは、自分の足で四国別格20霊場だけを巡るという稀有な経験もしておきたいとの思いに至りました。
● 四国別格20霊場会は、四国霊場が開創1200年(2014年時点)とされる中で、1968年(昭43)に創設されたようです。創設の頃に勢いがあったお寺だと言えますので、今でも場所や建物が幽玄で地域の主要観光資源だったり、地域活動等に熱心だったりするお寺が多いと思われました。また勝手な想像ですが、弘法大師にゆかりが深くても地理的に辺ぴ過ぎて八十八ヶ所には含まれない歴史もあるのではないかと思わせるお寺もありました。これらを考えると別格20霊場を四国遍路の際に含めて参拝する価値は十分あると思います。なお、八十八ヶ所霊場と合わせると煩悩の数である108となります。前回5巡目でこの108ヶ所を巡りましたが、なるほどカラダの煩悩にとらわれることが無くなってきた気もします…

レポート一覧

※ 整備中です。メモ書きのものも詳細レポートとして後日書き改めます。

6巡目

(メモ) 6巡目結願

この5月上旬に6巡目を無事に終えることができました! 今回は四国別格20霊場のみを巡りましたがいくつかの霊場のご住職に話...
6巡目

(メモ) 復活!手押し車遍路

大瀧寺(香川と徳島の県境山頂)を徳島県側に降りたところからの続きとして、これまでは「車中泊遍路」でしたが、スタート・ゴー...
6巡目

(メモ) 別格20番「大瀧寺」

令和3年12月中旬、香川と徳島の県境の大滝山山頂(標高946m)エリアにある「別格20番・大瀧寺(おおたきじ)」から徳島...
6巡目

(メモ) 別格13番「仙龍寺」

四国中央市の65番・三角寺の境内から山奥に延びる別格13番・仙龍寺へのへんろ道は御神気が感じられますし、仙龍寺は場所や建...