概要
愛媛県松山市からの逆打ち(四国を反時計回り)
区切り遍路(手押し車野宿、車中泊)
【期間】平成27(2015)年7月~平成29(2017)年1月、30日間
●ランニング用の3輪ベビーカーに荷物を積み込んで走る「手押し車走り遍路」でスタートしましたが、車道を通らざるを得ない状況が多く、クルマ運転手のマナーも悪くて(スピードを落とすことなく間際スレスレを走行される)ストレスはたまる一方です。いつクルマにひかれてもおかしくないと身の危険を感じて、止むを得ず途中で中止しました。きれいな歩道環境が維持できているのは街中だけです。田舎になると外を歩く人もほとんどなく、歩道は荒れ放題です。このような状況を見ると、四国遍路はとても世界遺産レベルとは言えません。
●逆打ちはホントによく道に迷い、とてもイライラしました。こんなことでは、私はまだまだ修行が足りません。
得られたこと
●自分のことや身の回りの人とのことについていろいろ悩んだり、願望を持ちながら遍路をしていたのが、2巡目終盤ころからそんなことをほとんど考えなくなり、行く先々の土地のことなど、他人の幸せや平和を祈る気持ちが強くなりました。このような心境の変化が関係したのか、私の走り遍路を路上で応援してくれる人がとても多くなってきました。このようなことが遍路を行うたびに強く感じられてきて、とても不思議でなりません。
●自分への執着心がなくなることで、見えなかったものが見えてくるようになったり、感じなかったものが感じられるようになったりしたのかもしれません。
レポート一覧
各レポートの並びが、次のとおり、結願からの逆順になっています。
※ 2巡目レポートは未完です。途中のレポートが整備中で中抜けとなっています。