4巡目

【4巡目】区切り打ち第8回

コースマップ

2019(R1)年11月中下旬
高知県宿毛市駅前町~愛媛県内子町内子 約123km 3日間
【選択経路】
・松尾峠遍路道(宿毛~40観自在寺)
・柏坂遍路道、松尾峠遍路道(40観自在寺~41龍光寺)
・歯長峠遍路道(42仏木寺~43明石寺)
・鳥坂峠遍路道(43明石寺~内子)
【参拝札所】40番「観自在寺」~43番「明石寺」

高知県から愛媛県に入りました。ガラッと雰囲気が変わります。
高知は自然環境が厳しく、遍路道も荒れ気味ですが、愛媛に入ると自然が優しく、遍路道の状態も良好です。淡々と距離をこなす感じです。

42番「仏木寺」から少し行った、歯長峠遍路道の登りで通行止めの案内が出ていました。状況確認のために登ってみましたが、崖崩れ箇所も危なげなく通行できるように整備されていました。このほかに危ない箇所はないように思えました。

その後、峠を越えて西予市へ下り、43番明石寺の参拝を終え、大洲市へ向けては幹線道路のR56をできるだけ避けながら、そして鳥坂峠遍路道を選択して再びR56に合流します。
鳥坂峠遍路道を終えた先は、そのままR56を通って大洲ゴルフ場を抜ける方が近く、このルートを選択しがちかと思われますが、その先には歩道といえるようなものがない区間があります。車両通行量もそこそこあって、大型車両もよく通る危険箇所です。
もう二度と通らないと決めていますので、遠回りの別ルートを選びました。

歩き遍路などにとって、車両通行の激しい幹線道路、特に歩道が十分整備されていない車道の通行はできるだけ避けたいものですが、上述とは別件で、私の所持しているお遍路マップには、一筋違いの昔の遍路道ではないかと思われる道ではなく、これより後に整備されたと思われる幹線道路を遍路ルートと案内する箇所がいくつか見受けられます。

その一つに、大洲市街から内子方面へ向けて、肱川を渡ったすぐの「肱川橋北交差点」を左斜めに入っていく殿町商店街の道があります。R56の幹線道路よりも車両通行量が少なく安全・静かで、昔はこの商店街が賑わっていたのだろうなどと想いにふけさせてくれます。

松尾峠(高知と愛媛の県境)

歯長峠遍路道の登り
(崖崩れ箇所)

歯長峠遍路道下りの車道への出口箇所(1)

歯長峠遍路道下りの車道への出口箇所(2)